須田景凪さんの新EP「Porte」を聴いた感想とか
どうも、えるそんです。
今日は、僕が好きな須田景凪さんが出した8/21にリリースしたEP「Porte」の感想などを書いていきます。
須田景凪さんについて
須田景凪さんは、2017年頃から、シンガーソングライターとして活動している方です。
ですが、音楽活動自体を開始したのはそのもっと前で、2013年4月より、ニコニコ動画で「バルーン」というボカロPとして活動していました。
それで、そのシンガーソングライターとしての別名義が「須田景凪」なんですね。
バルーン時代で有名な曲というと、やっぱり「シャルル」ですね。
いや、名曲ですね〜
ちなみに、この頃から本人によるセルフカバー音源も上げていたんですよね。
セルフカバーを上げ始めた当時、うますぎてめちゃめちゃびっくりしましたね。
当時、よく声が「米津玄師に似てる」とか言われてましたね。(音楽性はあんまり似てないと思いますが)
須田景凪さんの曲について
バルーン時代から彼の曲が好きな僕なんですが、個人的に、須田景凪さんの曲をざっくりと以下の3種類に分けて聴いています。
①裏打ちでブチ上げてくる曲
②ミドルテンポのメロディアスな曲
③エモめなバラードっぽい曲
では、それぞれどんな曲なのか、少し触れていきます。
①裏打ちでブチ上げてくる曲
そもそも裏打ちって何かっていうと、ざっくり言えば「ハイハットシンバルを8分裏で刻むビートのパターン」のことです。
言葉で表現するなら、「ドッチーパッチー」ってやつです。
例を挙げればすぐにわかると思うんですが、須田景凪さんのパレイドリアという曲は、まさに裏打ちの曲です。
すごくわかりやすく裏打ちを多用してますね。
このパターンは「スカ」というジャンルで多用されるんですけど、何がいいかって、とにかくノリやすいんですよね。
日本でスカといえばやっぱりスカパラですよね。
こういった曲を聴いていただければ余計に感じられると思うんですが、裏打ちの曲を聴いていると思わず踊りだしたくなりませんか?
日本人って「リズム感がない」とかたまに言われますけど、それって結局、
体に縦ノリがいちばん馴染むから
かなって思うんです。
で、そうなったときにノリやすいのはやっぱり裏打ちだと思うんですよね。それと4つ打ち。
(実際、キャッチーで売れるバンドとかは裏打ちと4つ打ちを多用してましたし)
話を「Porte」に戻しますが、このEPでここに分類される曲は、「Veil」と「couch」です。
いやぁ、veilはホントにいい曲ですね…
これもまた個人的なやつなんですけど、須田景凪さんのこの種類の曲って、僕の中で邦ロックに求めてるものが全部入ってるんですよ。
具体的に言うと、
キャッチーなリフから始まって、
ビートは裏打ちを多用しつつも単調過ぎない、
曲中にカッティングが入りがちな、
サビはハイトーンで、音圧ドンってなる曲
そんな感じです。
書き連ねると、「須田景凪の説明しとんか?」って感じでしょ?それぐらいまさに僕の好きな曲調なんです。
まあでも少し前の邦ロックから音楽を聴き始めたどうしてもそうなりますよね。
② ミドルテンポのメロディアスな曲
ぶっちゃけ、あとの2つの括りは、テンポでフワッと分けただけなんですけど、少し紹介していきます。
須田景凪さんの楽曲の魅力は多岐に渡るんですが、僕はドラムを趣味でやっているので、
ビートの多彩さ
に特に惹きつけられます。
須田景凪さんって、もともとドラマーを目指していたそうなんです。
そのため、①の裏打ち主体の曲以外だと、どの曲もビートが結構違っていて、毎回新鮮な気持ちで新曲を聴くことができます。
(もちろん、他の楽器も魅力的ですが)
ちょっと聴いただけで、ビートアプローチがあまり聴き慣れないようなものであることがわかると思います。
これも僕の持論なんですが、曲の雰囲気はドラムが決めると思うんです。
逆に考えれば、よく「このバンドの曲全部同じに聴こえるわ」ってことあると思うんですけど、それは、ビートが毎回同じということが影響していることが多いように思います。(K◯NA-B◯◯Nとかね)
さて、このEPでいくと、「MOIL」と「青嵐」がこの分類に当たります。
この曲もveilと同様にタイアップ曲なので、サビの終わりは裏打ちにしてキャッチーに仕上げてますね。
あと、PVにかつてないほど須田さんが出てくるんでちょっとドキドキしちゃいますね。
今後は露出も増やして女性ファン獲得を狙っていくのかな?
(あと、足だけビニールプールに浸かってるシーン、どうしても笑っちゃうんですけど、これ笑っちゃダメなやつなんですかね)
③エモめなバラードっぽい曲
これがいちばんフワフワしてるんですけど、要するに泣かせにきてる曲です。
これはもう聴いてもらった方が早いと思うので、どうぞ。
すごくいい曲ですね。
この曲は、ボカロPとして活動していたバルーン時代の曲です。
セルフカバーも上がっていますが、この曲に関しては初音ミクの方が好きなので、是非こちらで聴いて欲しいです。
ちなみに、初音ミクWikiのこの曲のページについているコメントがすごく好きなんですよね。
あらゆる人間関係と上手くいかず理解されず孤立してた幼少の僕と唯一一緒にいてくれてた愛犬が最近いなくなってしまい 間もなくこの曲と出会いました
これを読んでから改めて聴くと、なんかめちゃめちゃ泣けませんか?僕は泣きました。
で、このEPでこの分類に当たる曲は「語るに落ちる」なんですけど、残念ながらこの曲はPVが出てないので、音源を買って聴いていただければと思います。
まとめ
以上、須田景凪さんの曲の分類と、それに沿ったPorteの5曲の紹介でした。
ただ、veilとMOIL以外の曲は音源が上がってないので、この記事で気になった方は音源を購入してお聴きいただければと思います。
紛れもない名盤ですので、ぜひぜひ。
…ていうか、この記事を最後まで書いてみて思ったんですけど、須田景凪って一発で変換されないのめちゃめんどくさいですね。
早いとこ売れて、変換機能に乗っかって欲しいです。