東大生のひとりあそび

現役東大生のえるそんによる「ひとりあそび」を紹介します。漫画・実用書・ゲーム・音楽など、気の向くままに。

ゲーム実況者「@リドル」さんをご紹介

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どうも、えるそんです。

今日は、僕の好きなゲーム実況者のリドルさんを紹介します。

 

ちなみに、僕は陽の波動を放つ実況者さんは好きじゃないんですよね。

なので、

ウェーーーーーイwwwwww

みたいなノリの実況者は、僕の紹介では一切出てきませんので、悪しからず。

 

@リドルさんってどんな人?

twitter.com

@リドルさんは、めちゃめちゃ古参の超ベテランゲーム実況者さんです。

現在実況者歴10年ですって。すごいですね。

こちら、現存する最古の動画です。

www.nicovideo.jp

ただ、これは現存する動画だけを数えた場合の話なので、実際には2008年ぐらいから活動してるのかな、とお見受けされます。

 

基本的にはポケモン実況の動画を投稿されていらっしゃいます。

なので、ジャック・オ・蘭たんさんが

実況者界の三葉虫

なら、@リドルさんは

ポケモン実況者界の三葉虫

って感じですかねー

 

現在は、「理にかなったシングルレート」という動画シリーズを投稿しています。

まずは見てみてください。

www.nicovideo.jp

 

 

実況の雰囲気としては、「ちょっと口の悪い関西のお兄さん」って感じですかねぇ。

わりと淡々とした語り口なんですけど、その中に織り交ぜられたユーモアと毒舌がたまんないですね。

あと、声が若干"大塚芳忠"さんに似てる気がします。

 

ポケモンバトルのスタイルとしては、とにかく変態ギミックを使います。

ステータスの高いポケモンを使ってストレートな戦い方をする、ってことはあんまりないです。

中でも最近は、

TODの人

として定着してる感じがありますね。

 

TODって?

 TODとは、Time Over Deathの略称です。

これ、直訳すると、時間切れ死ってことなんですけど、つまり、

相手の持ち時間を枯らして、判定負けを狙う戦法

ってことですね。

他のカードゲームで言うと、相手の山札を枯らして勝つ戦法に近いんですかね。

 

ここからはちょっとテクニカルな話をするので、興味のない方は読み飛ばしていただいて大丈夫です。

 

持ち時間のシステムは、第7世代から変更になりました。

第6世代までは、2人のプレイヤーが60分の持ち時間を共有する、共通時間制というシステムだったんです。

なので、こちらの手番の時に、行動を選択せず長めに時間を消費していけば、簡単に持ち時間を枯らす事が出来ました。

で、共通時間制において持ち時間が枯れると、一定の条件によって判定勝ちが成立します。

このように、第6世代におけるTODは、自分に有利な条件を整えて時間を削ればいいだけなので、わりと簡単な戦法でした。

 

ですが、第7世代になって、持ち時間のシステムは、持ち時間制に変更になりました。

これは、プレイヤーがそれぞれ10分の持ち時間を消費していくシステムです。

それによって、選択に時間を長くとっても、自分の持ち時間が0になって負けるだけ、ということになりました。

これでTODは不可能になった……はずだったんです。

 

リドルさんがすごいのは、この持ち時間制が導入された環境下でTODを成立させる、

早押しTOD

という戦術を開発したということなんですよね。

 

この早押しTODという戦術は、

①自分の選択は極限まで早くしながら

②相手をハメて千日手状態にして

③どちらかの持ち時間が枯れるまで試合を引き延ばし

④早押しによって先に相手の持ち時間を枯らす

というものです。

まさにルールの穴を突いたって感じですね。

 

まあ、ここまでTODの説明を長々としてきましたけど、TODって基本的に害悪戦術でしかないので、友達を失いたくないよい子のみなさんはマネしないようにしましょう。

実際、TODをやりかねないリドルさんは、「実況者大会出禁男」と呼ばれたり呼ばれなかったりしてましたし…

 

ちなみに、このTODっていうのはものすごく時間がかかるんですけど、そのわりにやる事が少ないんですよね。

なので、最近のTODをやるリドルさんの動画は、もはやラジオ状態なんですよね。

その辺も含めて、最近の動画もすごく面白いです。

 

オススメの動画

ここからは、僕が個人的にオススメの動画を紹介します。

挙げ始めたらキリがないので、今回は3つにしておきます。

 

理にかなったシングルレート#2「TOD

www.nicovideo.jp

こちらは、リドルさんが初めて早押しTODを試みた動画ですね。

タグにはついてないですけど、言うなれば伝説の始まりって感じです。

 

リドルさんが冒頭の説明部分で言ってますけど、この早押しTODっていう戦術は、ポケモンバトルを

ポケモンを使った戦略勝負

っていうものから、

ボタンの早押し力と、その後の予定のなさを競うゲーム

に変えたっていうところが、めちゃめちゃ馬鹿らしくて笑えますよね。

 

…まあ、その相手をさせられている方にとっては地獄でしかないでしょうけど。

 

ラティオスメタグロスりゅうせいぐんをうつ26の理由

www.nicovideo.jp

早押しTODを開発して以降、すっかりTODの人として定着したリドルさんですが、それ以前は企画王リドルというタグがよく付いていました。

単発の面白企画を色々やっていて、それらが全部オリジナリティがあっておもしろいんですよね。

で、その中でも僕が特に好きなのがこの動画です。

 

これ、

【ポケモンUSM】ゾロアーク検定#01 問題編 - YouTube

などもやっているリドルさんのことですので、

りゅうせいぐんをうつ理由をロジカルに列挙してる動画なのかな?

って思うかもしれないんですけれど、全然違うんですよね。

※ちなみにゾロアーク検定については、ここで説明するとあまりに長くなるので、ご自分でご視聴ください。

 

もうね、完全に「ポケモン大喜利」です。

初めはちょっと真面目に考えられるケースが出てくるんですけど、途中からは完全におふざけです。

僕は「理由08 急所読み」がいちばん好きですね。

 

ポケモン実況者の方々に、このノリのポケモン大喜利をしてもらったら絶対おもしろいと思うので、個人的には是非どなたかに企画して欲しいです。

 

ポケモンUSM】理にかなったPhoton Delta Cup【vs稀紗蘿

www.nicovideo.jp

こちらは、リドルさんにとっての「初めての実況者大会」の動画ですね。

それまで、ちょくちょく「実況者大会に出たい」と、動画の中でまで言っていたので、念願の実況者大会って感じだったのかなと思います。

 

個人的な話なんですけど、僕はあんまり好きじゃないポケモン実況者の特徴が2つあるんですよね。

①やたらと騒ぐ実況者

②王道戦法しか使わない実況者

裏返すと、僕が好きなポケモン実況者は、

冷静にプレイする実況者

変わった戦略を使う実況者

普段のリドルさんは僕の好きなポケモン実況者そのものですね。

 

でも、リドルさんは実況者大会に出たらどうなっちゃうのかなって、ちょっと不安だったんですよね。余計なお世話ですけど。

だって、実況者大会に出た途端

いっけぇ〜〜〜〜〜〜ガブリアス〜〜〜〜〜〜!!!!

とか言い始めたらめちゃめちゃ冷めるじゃないですか。

 

で、結果としては完全に大きなお世話でした。

実況者大会でもブレない隠キャ戦法。お見それしました。

しかも、終始バトルの話よりも感想戦の心配してますからね。

そこから最後のオチまで、本当によくできた動画だなと思います。

 

あと、リドルさんのこだわりだと思うんですけど、これ以降もリドルさんの実況者大会の動画は、ネタ要素が豊富なんですよね。

これも個人的な話なんですけど、僕は実況者大会の動画特有の「めっちゃ長い対戦相手の考察タイム」があんまり好きじゃないんですよ。

その点、リドルさんの動画はそこに割く時間をネタ要素に全振りしています。

そりゃおもしろいですわなっていう。

 

おいおい、実況者大会の動画まで最高かよ〜って感じの動画ですので、ぜひぜひご視聴ください。

 

最後に

以上、僕の好きな実況者さん、@リドルさんの紹介でした。

 

ていうか、びっくりしたんですけど、今のところリドルさんを取り上げたネットの記事ってないんですね。ちょっと信じられないです。

みなさんもこれを機に、リドルさんの動画を見ましょう!!

 

それでは、最後まで読んでいただいてありがとうございました。